マイナンバーカードを保険証として使ういわゆる「マイナ保険証」への移行に伴い、今の健康保険証の発行は、2日から停止されました。
医療機関で現状を取材しました。


長野市の宮沢医院。

ここでは、2年前の秋からマイナ保険証の受け付けを行うカードリーダーを設置していますが、2日に初めて保険証として使ったという人も…。

高齢女性:
「きょう初めてです。覚えてきたので何とか出来た。年寄りにとってはややこしいことです」
若い女性:
「11月末に初めて知ってスマートフォンで登録した。お年寄りには難しいかなと思う」

宮沢医院・宮澤政彦院長:
「(来院者の)3割弱の人がマイナ保険証を持ってきているので、これから少しずつ増えると思う」

従来の健康保険証は2日から発行が停止され、今後はマイナンバーカードが「マイナ保険証」としてその役割を担います。

メリットについて厚生労働省は、
▼過去の薬の情報を医療機関と共有できることや
▼手術など高額医療費の限度額を超える支払いが手続きをしなくても免除されることなどを挙げています。

マイナンバーカードの手続きの駆け込みに対応するため、長野市は1日から新たにショッピングセンター内に専門窓口を開設し、受け入れ態勢を拡大。

市によりますと、10月のマイナンバーカードの交付件数は、前の月の1.5倍近くに増えているといいます。

しかし、マイナ保険証がないと、すぐに受診できなくなるわけではありません。

有効期限が残っている健康保険証は最長で1年間使うことができるほか、マイナンバーカードを持たない人などには、加入している保険の運営団体から保険証の代わりになる「資格確認書」が、交付されることになっています。

一方、マイナ保険証のカードリーダーを導入して2年のこちらの医院では…。

宮沢医院・宮澤政彦院長:
「正直言って病院としてのメリットはあまり感じていない。高齢者の方が多いせいか全部教えるため手続きに時間がかかっている」
「最新の薬やデータは1か月以上前のものしか見られず、最新のものが見られない」

厚生労働省によりますと、全国のマイナ保険証の利用率は10月の時点で15%余りにとどまっていて、普及にはまだ時間がかかりそうです。

マイナンバーカードを健康保険証として使うには、登録が必要で、カードを持参した上で、医療機関や薬局に設置してある、顔認証付きカードリーダーやセブン銀行のATMでも手続きをすることができます。