試合前日も変わることなく朝練を行って、24日の長野俊英との準決勝に臨みました。

「お願いします!」

赤穂は初回、1アウトランナーなしで、打席にはキャプテンの網野。

「カキン」

第1試合の第1打席の初球を振り抜きレフト前へ。

先制点には至りませんが、朝練の成果を発揮します。

1対1で迎えた6回、ノーアウト1・3塁のチャンス。

長野俊英はエース・伊東にスイッチ。

赤穂は、ピッチャーが変わったところが勝負どころと集中していました。

「カキン」

5番・福島が、姿勢を崩されながらも、しぶとくライト前にタイムリー。

さらに、7番・唐澤のタイムリーツーベースが飛び出し、2点を勝ち越します。

その裏、長野俊英が追いつき、4対4の同点のまま9回ウラへ。

赤穂は、8回までに136球を投げてきた2年生の黒宮が、1アウト1・2塁の
ピンチを背負います。

「カキン」

赤穂の懸命のバックホームも及ばず、長野俊英が、5対4のサヨナラで、手に汗握るシーソーゲームを制しました。