関東から中部、西日本にかけて2024年はカメムシが大量に発生していて、長野県は南信地域に注意報を出して対策を呼びかけています。

りんごの葉の上を歩くカメムシ…。


長野県豊丘村の片桐邦明さんの畑では、いまのところカメムシの姿は少ないものの、「大量発生の可能性」があると、5月23日に、JAから注意喚起がありました。

カメムシはナシやモモ、ウメやスモモなどの実を『針状の口』で吸うため、被害にあうと売り物にならなくなってしまいます。

高森町にある県の南信農業試験場。

ここでは場内のナシ畑と越冬場所になる広葉樹林、繁殖地のヒノキ林に専用のトラップを仕掛けて、カメムシの個体数を調べています。

県南信農業試験場・金子政夫栽培部長:
「今年に入ってからの調査では、一番多い状況になってきております」

26日に職員が向かったのは、カメムシが越冬すると言われる雑木林。

そこには衝撃的な光景が…。