災害に見舞われた人たちを勇気づけ、さらに復興の力になろうと、国内のトップアスリートたちが長野県小布施町で小型重機の講習を受けました。

小型重機の運転席にいるのは…

世界で活躍したサッカー元日本代表・中田英寿(なかた・ひでとし)さん!

そしてこちらの重機には…ラグビー元日本代表・五郎丸歩(ごろうまる・あゆむ)さん!

オリンピックの出場経験者やプロ選手などなど、総勢19人のトップアスリートが小布施町に集結しました。

19人は、日本財団「HEROsプロジェクト」災害支援チームのメンバーです。

チームは、「被災地を支援し、被災した人たちを勇気づける」ことなどを目的に2023年12月に結成され、10日と11日の2日間、災害時に力を発揮する重機の講習に臨みました。

講師を務めるのは、小布施町のボランティア団体「日本笑顔プロジェクト」。

今年1月の能登半島地震でも、持ち込んだ重機で倒壊した建物を撤去するなどの活動を行い、小型重機の資格取得のための講習会を定期的に開いています。

東京オリンピック・フェンシングエペ団体の金メダリスト・宇山賢(うやま・さとる)さんも講習に参加。

さすがは世界のトップアスリート。

初めてでも、受けた説明の基本を押さえた正確な操作を行いました。

県内からは軽井沢町出身でバンクーバーパラリンピック・パラアイスホッケーの銀メダリスト・上原大祐(うえはら・だいすけ)さんも参加しました。

実技講習を終えたアスリートたちは、日本笑顔プロジェクトの林映寿(はやし・えいじゅ)代表から修了証を受け取りました。

メンバーの有志は3月17日に能登半島地震の被災地・石川県珠洲(すず)市に入り、支援活動をサポートするということです。