競輪の世界でみるみる実力を発揮「ボートをやってたことが強み」
もっと自転車競技を追究したいー。2021年に約2年間働いたサイクルショップを退職し、競輪の世界に飛び込みました。

養成所で太田選手は高い能力が認められ、2022年に「早期卒業生」になり、プロの競輪選手としてデビュー。さらに、自転車競技の日本代表にも選出されますが、再び壁にぶつかります。

(自転車競技 太田海也選手)
「日本代表に参加した時は、『周りが強すぎる』感じで絶望したことを覚えています。自転車という乗り物に慣れていないから、自分の力を発揮できていない」

「もっともっと感覚を研ぎ澄ませていけば、絶対に日本では負けないようになれる。心の奥に潜める自信みたいなのがあって、毎日試行錯誤して解放していくような感じでした」

壁を乗り越え、世界を舞台に結果を残してきた太田選手。先月、母校の高校がある備前市から太田選手の活躍を称え「スポーツ特別表彰」が贈られました。短い競技歴の中で成長を支えたのは、かつてボート競技で培った経験だといいます。

(自転車競技 太田海也選手)
「『ボート競技をしていたこと』が、今の自分の強味の全てなのかな。練習に対しての気持ちだったり、日頃の生活をどういうふうに過ごしたら強くなれるのかを教えてもらって、そういうことが自転車競技にすごく生きている」

「岡山旋風」に乗ってパリ五輪へ!「地元を活気づけたい」
今は、4月に決まるパリ五輪の日本の出場権獲得を目指し、日本代表チームの練習に取り組む太田選手。2024年にかける思いは…。

(自転車競技 太田海也選手)
「めざせパリ五輪出場。『金メダル』と書きたかったですが、書くスペースがなくて。。。」

「『地元を活気づける』じゃないですけど、僕も岡山旋風に乗って、しっかり活躍していきたいと思っています。毎日一歩一歩精進してまいりますので、応援よろしくお願いします」
