岡山県美作市育ちのフォーミュラカードライバー・Jujuこと野田樹潤選手(17)が、日本人女性ドライバー初さらに史上最年少で、日本最高峰のレース「全日本スーパーフォーミュラ選手権」の2024年シーズンに参戦することが発表されました。

スーパーフォーミュラへの参戦が決まったのは、岡山県美作市育ちのフォーミュラカードライバー・Jujuこと野田樹潤選手(17)です。

Juju選手は、昨シーズン欧州を舞台に戦い、『F1の登竜門』とされる「ユーロフォーミュラオープン」で女性として史上初の優勝、さらに「Zinox F2000」では女性として史上初の年間チャンピオンにも輝きました。

Juju選手は昨年12月、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開催された「SUPER FORMULA合同テスト」に参加。今回の参加者のトップタイムを基準とした場合、スーパーフォーミュラ決勝レースに出場できるレベルにあたる「1分38秒529」のベストタイムを記録しました。

欧州での実績や合同テストでの結果などを受けて、スーパーフォーミュラのチーム「TGM Grand Prix」 がJuju選手の潜在能力や将来性を評価し、チームに迎え入れました。

今年3月に開幕するスーパーフォーミュラへの参戦に向けて、Juju選手は以下のようにコメントしています。
「スーパーフォーミュラの参戦が決まって嬉しいです。大きなステップを踏む事になり、楽しみと不安が入り混じっているというのが今の気持ちです」
「国内のトップドライバーや世界で結果を出し、今後の活躍も期待される外国人ドライバーといった、経験値では遥かに及ばない先輩方と同じレースを走る事ができて夢のようですし、沢山の事を学ばせて頂ければと思いますし、失敗を恐れずに楽しみたいです」
「女性には、トップカテゴリーで活躍するのは無理という意見もありますが、それは実力だけの問題ではなく、レギュレーション自体にも問題があると考えます。この参戦が女性にとっても、よりイコールとなるようなルールの見直しであったり、色々なネガティブなステレオタイプの払拭につながればと願います」
「男女平等参画社会やジェンダー問題と言った事が、現社会で注目されるような時代に沿ったスーパーフォーミュラになれば、国内自動車レースの更なる発展にもつながると考えておりますし、今後の女性レーシングドライバーの良きロールモデルに繋がるように全力で走ります」

またJuju選手は2024年シーズン、国内でのスーパーフォーミュラと合わせて、欧州で「BOSS GP CHAMPIONSHIP」への参戦も発表しています。