美作市議会の議長選挙を巡り、贈賄事件で略式起訴された鈴木悦子議員に対する辞職勧告決議案が美作市議会で可決されました。法的な拘束力はなく、鈴木議員自身は今後の進退について明らかにしていません。

きょう(28日)から始まった12月の定例市議会に鈴木悦子市議も出席しました。

この事件は、鈴木市議が今年4月の議長選挙で、自分への投票を求めてほかの市議4人に20万円を渡そうとしたとして今年9月に略式起訴され、罰金100万円を納付したものです。

「鈴木悦子議員に対する議員辞職勧告決議について賛成の方の起立を求めます」

市議会に対する市民の信頼を失墜させたとして辞職勧告決議案が提出され、賛成多数で可決されました。するとその直後…

(鈴木悦子 市議)「先ほどの辞職勧告決議をお聞きしまして一言市民の皆さま議員の皆さま…」

「その発言は許可できません」

弁明を求めた鈴木議員でしたが、「議会は弁明の場ではない」と議長に拒否されました。

辞職勧告決議案が可決されましたが、一方、鈴木議員は報道陣の取材には応じず自身の今後の進退について明らかにしませんでした。