10月17日、東大阪市の近畿車輛本社でついにお披露目となった「特急やくも」新型車両273系です。

斬新なブロンズ色のデザインに、これまでの「やくも」のイメージを一新するスマートな外観...その全貌を、デザインを担当した建築士事務所「イチバンセン」川西代表の車両解説とともに、じっくりと【画像】付きでお伝えします。

【画像①】徳庵駅から徒歩2分 近畿車両本社に「273系やくも」が姿を現した! 

新型「やくも」車内を見るとワクワクすっぞ!

実に約40年ぶりに伯備線に導入される新型特急車両「273系」。まずは車内を見ていきましょう。最初は普通車です。

(坂井亮太キャスター リポート)
「やくもの普通車です。こちらは【画像②】のような『沿線の山々』をイメージした緑色がベースです。古来から神事に用いられ、人を守る魔除けの意味もある『麻の葉』の模様が用いられています」

【画像②】普通席はブルーとグリーンの「麻の葉柄」

続いてはグリーン車

(坂井亮太キャスター リポート)
「グリーン車は【画像③】のように、空間の広がりを感じられる『黄色ベース』となっています。富と長寿の象徴とされる『亀の甲羅』をイメージした座席のデザインとなっています」

「グリーン車の座席自体は、新幹線と同じサイズの座席になっていて、非常にゆったりと座れる、という印象です。足元にもこのようなフットレストがあるので、ゆったりと座れます」

「座席の柄は『積石亀甲』です。沿線の亀にまつわる伝説、例えば鳥取県米子市の亀甲神社などがあるため、このような亀の模様をあしらっているということです。非常に優雅な空間です」

【画像③】グリーン車はグリーンではなく黄色、というよりは「黄金色」

そして、今回の新型車両の目玉「セミコンパートメント」です。

(坂井亮太キャスター リポート)
「こちら【画像④】が、グループ向けの座席『セミコンパートメント』です。大きな窓が特徴で、この車窓から外の景色を楽しむことができそうです」

「大きなテーブルであったり、緩やかな仕切りもあるので、プライベートな空間を演出しています」

【画像④】家族で、仲間内で乗ったら絶対楽しい!「セミコンパートメント」