胸元を隠し華やかに過ごせるブラウス 「きっとナオちゃんだったら…」

(いしい あやさん)
「(ナオさんは)日によって変えられる、気分によって変えられることができる、選択肢が一つでも多ければ多いほど生きやすくなる、と思っていて」

【画像】にあるこちらは、病状が悪化し、下着をつけられない日でも、胸元を隠すことができ、華やかに過ごせるブラウスです。

会場では、ナオさんが闘病生活の中で完成を待ち望んでいた書籍や、7年来の友人で岡山市出身の美術作家・工藤あゆみさんのイラストが花を添えました。

(美術作家・岡山市出身 工藤あゆみさん)
「きっとナオちゃんだったら、こんなことをみんなに伝えたかったんじゃないかなということを思いながら」

「例えばこの作品(【画像】)だったら、『願いを言葉にしていいのよ。想いを形にしていいのよ』というので、ナオちゃんの生き方とかメッセージを私なりに表現しました」

デザインを通して、がんとの生活を「あかるくやわらかく」変えたい。中島ナオさんの想いに触れられる作品展は、8月15日まで岡山県瀬戸内市長船町のアートギャラリーで開かれました。