高齢者8人に対して虐待を繰り返していたとして、赤磐市の特別養護老人ホームが来月(8月)1日から6か月間の、利用者の新規受け入れ停止の処分を受けました。

(清岡 芳史 記者)「こちらが、虐待が行われていた介護施設です。入所者に対して、無視や大声を張り上げるなど、少なくとも1年間にわたって行われていました」

処分を受けたのは、赤磐市西軽部の「特別養護老人ホーム まごころの里赤磐」です。

赤磐市によりますと、この施設では少なくとも1年以上にわたり、『眠っている入所者に声掛けをせず、通常以上の速度で車いすを押して、段差でつまづいて転落させる』、『トイレの介助を依頼した入所者に「自分で行けるじゃろ」と言う』などの虐待行為を行っていたということです。

虐待を行った従業員は4人で、入所者8人に対し身体的虐待や心理的虐待、ネグレクトを、合わせて17件行っていました。

赤磐市は今後、施設の職員に向けた研修を実施するなど指導していく方針です。