■東京・中目黒の人気店をたたんでまで…なぜ中和村に?

東京・中目黒に「日本酒とうなぎ 翏」を構えていた
アメリカ・CNNテレビも取材に来た人気店


東京時代、村田さんの店は世界的なグルメガイド「ミシュランガイド東京」に1つ星で掲載されました。雑誌にも数多く取り上げられ、アメリカのCNNテレビでも紹介されました。

東京の人気スポット・中目黒に構えた店はいつも予約でいっぱい。しかし全てが順調に進んでいた開業7年目に、長年の夢をかなえるため東京の店を閉じました。

中山間地域でも勝算はあった


移り住んだ中山間地域でどのようにして生計を立てていくのか。うなぎ店のオープンに先駆けて始めたのが「蒲焼のネット通販」です。2尾1箱9,600円で販売を始めたところ、入荷した先から次々に品切れになりました。ウナギのような特異な技術と、ネット環境があれば、どこででも暮らしていける時代だと確信しました。

(妻・朋子さん)
「ネットさえあれば、『飛び道具』があれば商売は出来る。うなぎだと送料が掛かってでも買う。」

2尾1箱9,600円の蒲焼が飛ぶように売れていく

「たぶん『場所を選ばない』という意味でいうと、昔に比べるとネットで情報発信したり、例えばどこか行くにしても東京に住んでいても岡山の情報をやりとりしやすいので、どこでやっていても人は来るには来る気がしますね。発信したり広げてくれる人がいたり情報の伝わり方が10年前と違うので、通販がないにしてもインターネットの影響は大きい。距離は縮んだかなと思います」

「一芸」があれば、どこでも生きていける


東京からはるか遠く離れた山あいの集落。ネット環境が進化した時代だからこそ、いまリフォーム中のウナギ店がオープンすれば国内、さらには海外からも客が訪れると村田さんは目論んでいます。

東京時代の常連客も「岡山に行くから~」


(村田翏さん)
「岡山でお店開いたら絶対行くから、みたいな人は多いですね。」
(妻・朋子さん)
「その方たちも東京に住んでいる人なんで、『やっぱそうだよね~、田舎行きたいよね~』って、東京出身だったりするとそういう人が多い」