「僕が出来る限り、世界に日本刀のファンを作る」

入国の緩和が進み、迎えた先週日曜日。

(トゥミ・グレンデル・マーカンさん)
「センキューベリーマッチ」

アメリカから40名の団体客がやってきました。

(トゥミ・グレンデル・マーカンさん)
「専門用語の匂いは、英語のSCENTの意味です。約800度で熱した刀を水に入れることで、急速に冷えてできる鉄の結晶です」

(アメリカ人)
「とても面白いです。刀がこんなに興味深いとは思わなかったです」
「勉強になりました。様々な刀が見られて、その背景にある文化的な歴史も知れました」

伝統文化を守りたいと異国の地からひとり、やってきたトゥミさん。海外の人の反応を見て、夢が膨らんでいます。

(備前長船刀剣博物館 トゥミ・グレンデル・マーカンさん)
「理想的には、世界のみんなが刀剣のことを知るようになってほしいと思います。僕はいっぱいがんばって、僕ができるかぎりファンの数を増やしていたいと思います」

新型コロナの感染状況が落ち着き、始まった海外への魅力発信。日本刀の輝きを信じて、岡山に暮らすイギリス人が挑戦を続けています。

【スタジオ】
トゥミさんによると、この春から毎週のように海外からの団体客が訪れるようになっているということです。刀剣博物館では現在、鎌倉時代から現代にかけ長船地域で作られた日本刀、約20口(ふり)を集めた展示を開催中です。