平昌五輪のフィギュアスケート日本代表などで活躍し先月引退を表明した、倉敷市出身の田中刑事さん。8日に地元で引退セレモニーが開かれました。かつて同じ練習場で汗を流した小松原美里選手や高橋大輔選手も駆けつけました。

7歳の頃から「世界」をめざしていたリンクで
アマチュア選手として最後の演技を披露
故郷・岡山県倉敷市連島の「ヘルスピア倉敷」です


田中刑事さん…ダイナミックな演技と、一度聞いたら忘れられないその名前でファンから愛されてきました。

平昌五輪に出場するなど、男子フィギュア界の一線で活躍してきた田中刑事さん。引退セレモニーの場は、「倉敷フィギュアスケーティングクラブ」の一員として世界を目指してきたリンクです。

「岡山で頑張れたことはスケート人生の大きな糧」


(田中刑事さん)
「中学・高校・大学と岡山で過ごし頑張れたことは、その後のスケート人生において大きな糧となりました。本当にご協力ありがとうございました。」

田中さんの新たな門出を祝う後輩たち。その姿は現役を引退した今でも目標です。

子どもたちにとっても憧れの存在


(後輩2人)
「迫力があって、これからもたまにでいいので、倉敷に戻ってきてほしい」
「田中選手みたいに滑れて表現できる選手になりたい」

同じスケートリンクで汗を流した小松原美里選手も夫・尊選手と


かつてこの場所で共に汗を流し、北京五輪の団体で日本初のメダル獲得に貢献した小松原美里選手も来場。夫の尊選手とともに、演技で田中選手を送り出しました。

「身長が小さかった頃の刑事も覚えている」


(小松原美里 選手)
「身長がこんなに小さかった時の刑事も覚えているし、今は私よりもどんどん大きくなっちゃって。北京五輪の時も電話して『どうしたらいい?』ってすごくアドバイスをくれたので有難うございます、お疲れ様でした」

さらに…。

同じリンクで育った高橋大輔選手も駆けつけてくれた


(高橋 大輔 選手)
「OBとして、長い間お疲れ様でした。これからもよろしくお願いします」

田中さんがその背中を追い続けてきた高橋大輔選手も駆け付けました。引退後はプロスケーターとして活動しながら指導者を目指す田中さんに、エールを送ります。

「刑事が先に引退するとは…一緒にフィギュアを盛り上げたい」


(高橋 大輔 選手)
「僕がまだ現役を続けて、刑事が先に引退するとは全く思っていなかった。一緒にお互い切磋琢磨して、フィギュアスケート界を盛り上げていけたら」

これからは”指導者”として選手のために


(田中 刑事 さん)
「頑張ってきたからこそ、皆さんに温かい迎え入れ方をしていただいて『本当に頑張ってきてよかったな』と改めて思える時間になった。向上心というのは指導者になっても引き続き選手のために必要。自分のために今まではやってきたが、それを選手のためにどう伝えられるかを頑張って模索していこうと思う」

Diamond is Unbreakable!

フィギュア選手として原点と言える場所で一つの区切りをつけた田中さん。これからは自身に続き五輪の場に立つ選手を育てていきます。