約3年半ぶりに復活です。新型コロナの影響でストップしていた外国客船の高松港への寄港が、3月29日から再開されました。

高松城鉄砲隊の歓迎を受けて、高松港の5万トン級岸壁に接岸したのは、アメリカの船会社が運航するクルーズ客船「アザマラ・クエスト」です。アメリカやオーストラリアなどからの乗船客およそ600人が乗っています。

今月(3月)19日に東京を出発。東北や北信越、韓国の釜山などを経由してきょう(29日)昼、高松港に到着しました。

乗船客「高松港は船から見てとてもきれいな港です」「日本の文化・伝統・日本の人々が大好きです」「サクラが見たいです」

3年半ぶりの外国船の入港とあって市民も大勢、見物に訪れました。

(見物に訪れた人)「すごく豪華で大きくて、すごい船だなと思います」
「外国の方が高松に来てくださって、きれいな景色とか、いろんなおいしいものを食べて、いい思い出を作ってくださったらいいと思います」

クルーズ船は、屋内ではマスク着用を励行するよう注意喚起するなどの感染対策が取られています。乗船客のひとりは栗林公園のような場所には多くの人が出ているが感染対策が適切に取られていると感じているようでした。

(乗船客)「日本ではマスクをつけられている方も多いと思うんですけど、場面場面でうまい具合に調和をとっている」

今年はこれを皮切りに15の外国客船の高松港への寄港が予定されています。

(香川県交流推進課 塩崎 正明 課長補佐)「インバウンドってやっぱり交流人口の拡大に非常に大きい効果がありますので、2025の大阪関西万博も見据えて観光誘客のはずみになればいいなと」

外国からの空の便に続いて外国船の寄港も再開されることで、香川ではコロナ後の観光復活がますます進んでいくことになりそうです。