午後1時 坂根駅に初めて人がやって来た しかし...
そして坂根駅。取材開始から7時間が経った午後1時過ぎに、この日初めて駅に人がやってきました。
ーきょうはどなたかのお迎えとかですか?
「トイレ休憩です。」

ー地元の方ですか?
「はい」
ー芸備線についてはどう思っていますか?
「お金の維持の問題がね…なかなか難しい問題ですけど、出来ることならなくなってほしくはない」
JR西日本 赤字を補填するにも限界が…

大きな赤字は、JRが補填し路線を維持していました。ところが、新型コロナで鉄道利用者が激減する中、JRは新たな方針を打ち出します。
(JR西日本岡山支社 須々木淳 副支社長)
「国を含めた関係者と具体的な相談を…」

JRと自治体は、2021年から「利用促進の議論」を進めていましたが、なかなか収益は改善しませんでした。
一方で「地域の足をなくすわけにはいかない」との主張を崩さない自治体。議論が平行線をたどる中、国は「鉄道事業者の要請があれば、再編を議論する場を設ける」との方針を示します。