東かがわ市引田に、華やかな桃の節句の行事が戻ってきました。新型コロナの影響で中止が続いていた「引田ひなまつり」が、4年ぶりに始まっています。

民家や商店の軒先に華やかなひな人形が飾られた、「引田ひなまつり」です。新型コロナの影響で中止が続き、4年ぶりに開催できました。
「桜咲いた咲いたブギブギ」

地元出身の「ブギの女王」笠置シヅ子の絵をあしらったおひな様の絵もあります。ひなまつりの再開で、引田の町は賑わいを取り戻しました。
(訪れた人)
「きれい」
「心がはずみます」
「ほんとうにうれしい」
「初節句で、ちょうど時期が重なっていたので、見に来させてもらいました。結構人も多くてすごく楽しんでます」

通りから一歩入って、玄関先からひな飾りを見られる家もあります。

(訪れた人)「ここのすごいで、おひな様、手間かけてるなあ」

引田のひなまつりと言えば、「引田飾り」です。「女の子が早く美しく育つように」と、両脇に置かれた市松人形に、お供えのワケギやハマグリなどが特徴です。


こちら(画像参照)は、昭和30年代ごろまで作られていた御殿雛を、引田城をイメージして展示しています。石垣には本物の石が使われ、川も再現された凝った展示です。

(訪れた人)「船に乗ってごつげななあ」

(引田ひなまつり実行委員会 尾崎照子さん)「一軒一軒みんな飾り方が違うので、やっぱりすうっと見るんじゃなくて、ゆっくり楽しんでもらいたいなと思います」

春本番を思わせる日差しに、赤い雛飾りがよく映えます。「引田ひなまつり」は3月5日まで開かれています。