岡山市消防局管内で、スマートフォンなどの自動通報による、本人が意図しない119番通報が増えていることから、市消防局は公式インスタグラムなどを通じて市民に注意を呼び掛けています。

スマートフォンやスマートウォッチは、転倒や衝突のときの強い衝撃を検知して、自動で119番通報する機能が搭載されている機種があります。急病や交通事故などで自ら119番通報ができない状況では便利な機能ですが、スマートフォンの落下や衝撃などで意図しない119番通報が増加しています。
岡山市消防局管内では、昨年(2022年)10月から今年(2023年)1月までの間、スマートフォンやスマートウォッチの「衝突事故検出」機能による自動通報が39件ありましたが、そのうち約8割が本人の意図しない119番だったということです。スマホや時計を落としたときに衝撃を検知して自動で通報した場合や、なかには教習所で急ブレーキを練習したときに事故による衝撃があったと検知して、119番が自動でかかってきたこともあるということです。
市消防局では、状況が分からず、端末の位置情報を基に発信場所まで消防車で向かうこともあるため、意図せず119番通報とつながった場合は、
・電話を切らず、誤通報であることを伝える。
・電話を切った場合は、消防からの折り返しの電話に必ず対応し
「出動は必要ない」と伝える。
などの注意を呼び掛けています。