四国電力で、社員が競合他社の顧客情報を不正に閲覧していた問題で、長井社長はきょう(1月31日)の定例会見で再発防止に全力を尽くす考えを示しました。
この問題は、四国電力の社員がグループ会社の四国電力送配電が管理する競合他社の顧客情報にアクセスし、目的外に閲覧していたというものです。これまでに社員96人が316件の顧客情報にアクセスしていたことがわかっています。
災害などの非常時には最小限の情報を見ることができますが、今回はそれ以外の時の閲覧があったということで、四国電力では一般送配電事業の中立・公平性の確保の点からも不適切だったとしています。
(四国電力 長井啓介社長)「2度とこのような事態を起こさないよう社員教育の強化等を通じてコンプライアンス意識の徹底を図るなど再発防止に全力を尽くしてまいります」
四国電力では、調査結果を来月(2月)3日に電力・ガス取引監視等委員会に報告することにしています。