「土壌から放出されるCO₂の量は人為的CO₂排出量の約5倍に相当」乾湿繰り返しによる土壌CO₂放出増大の原因を解明「活性金属と有機物の結合がカギ」 2026年9月11日(金) 16:48 岡山 小林章子 地球規模の炭素循環に与える影響は甚大となる可能性 【作成 新潟大学農学部 永野博彦助教 同大学院生 鈴木優里さん】 活性金属-有機物錯体成分とは、反応活性の高いアルミニウムや鉄と結合した土壌有機物を主体とする土壌成分であり、ピロリン酸ナトリウム溶液によって抽出可能な成分として定義されています。 日本に広く分布する火山灰性土壌(黒ボク土)において、有機炭素が高濃度で長期間安定的に蓄積されている主要因の一つと考えられてきました。 一方、土壌中の全有機炭素の量は植物体存在量の3〜4倍、大気存在量の2〜3倍に達しており、陸域で最大の炭素プールを形成しています。 こうした巨大な炭素貯蔵庫が気候変動の影響を受けて放出源へと転じた場合、地球規模の炭素循環に与える影響は甚大となる可能性があります。