命を助けた兵士を再び戦場へ送る役目 そういうものを背負わされた人たち
(大阪健康福祉短期大学 川口啓子名誉教授)
「従軍看護婦って何かと言われたら、お国のために役に立ちたいと思う少女の社会的な受け皿ではあったんですけど、それと同時に現実には、命を助けて回復した兵士を再び戦場へ送る役目。何のために助けたのか分からない。そういうものを背負わされた人たち、とも言えるかもしれない」

(森原敏子さん)
「怖かったですよ。戦争なんかするべきではないですもの」
家族の期待と看護婦としての使命感を背負い、見知らぬ土地で葛藤や恐怖と戦った、女性たち。彼女たちの記憶にこびりついているのは、救ったはずの命が蔑ろにされていく、戦地の現実です。









