来年2024年開催の、パリ五輪の追加競技であるブレイクダンス「ブレイキン」で、期待の新星とも言われる岡山市出身の高校生「ISSIN」こと菱川一心さん(17)です。代表選考のかかる大事な一年、今年にかける思いを聞きました。
■「自分のダンスを世界に知らしめたい」


(ISSINさん)
「オリンピックに出場して、自分の伝えたいダンスや自分のダンススタイルを世界中に発信したいとすごく思っていて、『これがISSINだ』というのを世界中の人に知らしめたい」

岡山市の高校2年生「ISSIN」こと菱川一心さん。見据えるのは、来年のパリ五輪です。出場に向け「想像以上に手ごたえを感じられた」と振り返るのが去年・2022年です。

(ISSINさん)
「ありきたりなんですけど『飛躍の一年』だったかな、とすごく思いますね。去年は、自分の戦いたかった日本人に限らず、世界中の、自分の戦いたかったいろんな人と戦って負けたり勝ったりして、いろんな経験をすることができたので、すごくよかったです」
■NYの大会でベスト4 飛躍の年だった2022年「…けどベスト4」

流れる音楽に合わせて、即興でダンスの技を競うブレイキン。身体能力はもちろん、表現力など「創造力」が必要とされる競技です。
ISSINさんは去年11月、世界最高峰のブレイキンの大会で見事ベスト4に輝きました。手ごたえの一方で、世界を相手に見えてきた課題もありました。

(ISSINさん)
「けどベスト4なので、そこは嬉しかった分、世界の壁をそこで実感したなって」

ISSINさんがダンスを始めたのは、8歳のとき。父親の勧めでダンススタジオに来たことがきっかけです。そこからのめり込んだブレイクダンスは、自身の性格にピッタリだったといいます。

(ISSINさん)
「めちゃくちゃ目立ちたがり屋です。多分もう小さい時からずっと変わらず目立ちたがり屋だと思います。声も大きかったと思います。見てもらいたかったから」
■「世界レベルまで成長させてくれた」岡山のスタジオ

「目立ちたがり屋」を世界レベルの選手まで成長させたのは、地元岡山のダンススタジオです。

(ISSINさん)
「ここがなかったら自分はいないと思うし、このダンススクールを見つけてブレイクダンスを始めたので、ここがなかったらブレイクダンスもしていなかったと思う」
「『かけがえのない場所』と言うのがいいか分からないですけど、それぐらい大切な場所だと思いますね」

ダンスを始めて約10年。今や世界を相手に戦うISSINさんに、私(杉澤キャスター)もブレイクダンスを教えてもらうことに。

(ISSINさん)
「ブレイクダンスを始めた人が一番最初にする技、それを教えようと思います。『6歩』という技です」

「右足の膝の後ろに左足をかける。右足を下げる、左足を戻す...(動画参照)」


「Yo!」「Yo!」