「具体的な自分の将来像は考えていない」
五輪など世界の舞台を目標にしているという答えを予想していたが、その予想は外れた。
(黒田選手)
「具体的な自分の将来像は考えていないので…五輪や世界で、という気持ちは全然ないんですけど。普通に大学生の間は本当に、“今年以上の走り”というのを来年、再来年としていければいいのかなと思います。その先も実業団に入って競技を続けたいなと思ってはいるので、次のステージで自分が最高のパフォーマンスができる状態にあればいいのかなと思います」
世界の舞台には興味がない、あくまでも「自分のパフォーマンスの向上」をいかに続けるのかを考えていきたいのだと語った。
(黒田選手)【画像⑬】
「人の記憶に残るような走りができる選手になりたいとは思いますね」
この時には「マラソン出場も全く考えていない」と話していた黒田選手。
まさかこの1年後、初マラソンで日本学生記録を樹立することになるなんて、夢にも思っていなかった。
【第2話】へ続く
青学主将・黒田朝日 初マラソンで学生日本記録も「もう走りたくない(笑)」
【第1話】
「これちょっと終わったかな」と思っていた初の箱根路
【第3話】
最後の箱根は2区か5区か…「仲間と一緒に優勝を」










