八木さんが語る「新庄野球」の原点とは?

ジャーナリスト・春川正明氏の
「新庄監督は、いつも楽しそうに監督をやっているようなイメージがありますが」
、という質問に対して、八木さんは「新庄監督は『何が一番いいか』ってことをずっと考えながら、毎日過ごしてる」と話します。

(八木裕さん)
「一度新庄監督に聞いたとありますけど、『毎日すごいしんどい』って言ってます。『こんなしんどいことないですよ』みたいな」

【画像④】RSKラジオ「春川正明の朝から真剣勝負」より 左から福田雅アナウンサー・八木裕さん・春川正明さん

新庄監督は「選手」と「ファン」、それぞれ向き合い方が違うと言います。

(八木裕さん)
「『選手』に向くとき、『ファン』に向くとき、これ徹底してます。プロ野球なんで、いかにファンを喜ばせるかということは、もう最低限、新庄監督の基本の中にあります」

「だから選手を『こういう使い方しよう』とか、『こういう作戦でやっていこう』とか。『勝つためにはこうした方がいいんじゃないか』ってことをずっと考えた4年間なので、おそらくそれで成長していっています」

「選手にも恵まれたんだと思いますけど、新庄監督自身が強くなっていったんじゃないかと思います」

新庄監督の選手との接し方についても、「上手ですね。他球団の選手でもそうですけど、他球団の選手とも仲いいんですよ」と。さらに新庄監督独自の選手起用法も紹介してくれました。

(八木裕さん)
「我々、スタメンが誰が行くか知らないのに、前の日に監督が直接選手にダイレクトメール送ってるんですよ。『明日スタメンね、こうこうこうだからこうしなさいよ』って。だから我々コーチも知らない」

そんな八木さんは、阪神コーチから日ハムコーチになるまで8年のブランクがありました。その間に「変貌を遂げた現代野球」に驚愕したといいます。

【第3話】「こんなに練習しなくていいんだ」現代野球に驚愕
【第4話】 バット直撃で脳に出血も「割り算ってどうやるんだったかな」
に続く

【第1話】「和田さんに代打?!」代打の神様誕生秘話 その当時の監督とは