■岡山での日々 ひょんなことから目指した「声優の世界」

今や売れっ子の声優のひとりである岡咲さん。目指したきっかけは、アニメの世界なら「何にでもなれる」という夢が広がっていたからです。


(岡咲美保さん)
「仲良くなりたいな、ってグループの子たちが、アニメのお話や声優さんの話とか、あとはボーカロイドの楽曲の話とかをしていて」


「アニメ・アニソン・ボーカロイド。その世界を私は知らなかったので。ちょっと調べてみようと思って。そしたら『キラキラしてる』『何にでもなれる』って。一気に引き込まれて、次第にそれが現実味を帯びていって。夢になった延長線上でここにいます」

■声優という仕事『自分の主観を捨てることができるかどうか』


2017年に声優としてデビュー、その翌年には、人気作の主役を射止めました。

デビュー5年以内に与えられる「声優アワード」の新人女優賞を受賞するなど、その実力は周りも認めるところです。


(岡咲美保さん)
「リムルも含め、全てのキャラクターなんですけど…声の音色と、あとは芝居感・年齢だったり性格だったり、語尾とかで決めていくんです」

「けれども『自分の主観を捨てることができるかどうか』って一番意外と大事というか。現場で最終調整をする、という勇気だったり、対応力というのは必要なんだなということを、痛いくらいに、この世界の現場に立って知りました」