検察が指摘 ゲストハウスは「性欲を満たすための罠」

これまでの裁判で、検察は、

「ゲストハウスを性欲を満たすための罠として利用した」
「他に類を見ない極めて卑劣で悪質な犯行」
「被告は『黒い影に命令されていた』などと荒唐無稽な弁解に終始し、規範意識は根本から欠如している」

などと指摘。

男に反省の態度が一切見られず、再犯のおそれが大きいことから、徹底した矯正が必要だと主張していました。

弁護側は「精神疾患の影響」と無罪を主張

一方で男は、最終陳述で
「当時は黒い影から脅迫、命令されていた」
「犯行当時は記憶がない」
「心を深く傷つけ、大変申し訳ないことをしたと反省しています」

などと手元のメモを確認しながら述べました。

弁護側は、

「当時、精神疾患の影響で善悪の判断がつかず、自分の行動をコントロールできない状態だった」

として、改めて“無罪”を主張していました。