「カクテルを飲んだ後の記憶がない。珍しいお酒」

女性Dは法廷で、当時のことについて、
「当日、普段と同じくらいの量のお酒しか飲んでおらず、これまでお酒を飲んで記憶を失ったり、他の人の記憶と違う記憶があったことはなかった」

「カクテルを提供されるまでのことは覚えているが、提供されたカクテルを飲んだ後の記憶はない」

「なお、カクテルの色は覚えていない」
などと証言しました。

また、男の家に女性Dと一緒に訪れた知人女性は、女性Dについて
「これまでにお酒を飲んで記憶をなくしたことはなく、またある出来事が抜け落ちていたこともなかった」

「事件当日も、普段と変わらない飲酒量だった」
などと証言し、男が女性Dに提供した酒については、

「珍しいお酒を使ったという“青色のカクテル”を提供していた」
と証言しました。

そして男はこの7か月後から、里庄町でゲストハウス【画像③】の経営を始めるのです。

【画像③】

【第2回】「検察が指摘する『計画的かつ狡猾な手口』とは」に続く