「8月中旬、【画像①】のような金色のトンボがいた」とRSK山陽放送報道部に写真が届きました。
「ブルービーを探していたら、綺麗なトンボが自分の周りを飛んでいたのでパチリしました」というコメントが添えられていました。
撮影地は、岡山市北区だといいます。昆虫の生態などに詳しい東洋産業の大野竜徳さんに聞きました。

ー金色のトンボは珍しいのでしょうか。
(大野竜徳さん)
「これは羽化して間もないショウジョウトンボではないでしょうか?太陽を浴びて体も羽も黄金色に輝き、その姿はまるで天から舞い降りた宝石。
けれど、この金色の衣装が見られるのは、羽化してすぐのわずかな時間だけ。自然が用意した一瞬のきらめきです。
ショウジョウトンボは池や田んぼ、水路などの水辺に生息します。都市部でも水辺があれば出会える、身近なトンボです。成虫は5〜8月にかけて羽化して、10月頃まで活動します。
特に、真夏はオスが縄張りをめぐって激しいバトルを展開します。鮮やかな赤い色のオスが杭や草の先に止まり、縄張りに侵入した他のトンボを追い払う姿はまるで戦闘機の哨戒飛行さながらです」