戦後80年、戦争の悲惨さを次世代に伝えるための取り組みです。岡山空襲で焼けた跡が残る岡山城近くの木に説明の看板が付けられました。

焼夷弾で焼けた部分を覆い隠そうと、周りが盛り上がり空洞ができた樹木です。岡山空襲で焼失した岡山城のすぐ前にあり、炎を浴びながらも生き残ったのが2本のエノキです。

戦争について考えるきっかけにと、きょう(13日)岡山市が看板を設置しました。空襲で市街地の63%が焼けたことや、木が80年をかけ、今の姿になったことを伝えています。

(岡山市福祉援護課 康乗俊樹さん)
「木が成長していくにつれて、自分を守ろうと覆い隠そうとしている姿をみて、岡山空襲の悲惨さを知っていただきたいなと思います」

岡山市では、戦災資料・標本としてもこの樹木を後世に残していきたいとしています。