「加害者にならないため」の7つのチェック項目

一方で、川崎医療福祉大学の進藤教授は、重大な犯罪を防ぐには「加害者側への啓発」も必要だと指摘します。

(川崎医療福祉大学 医療福祉学部 進藤貴子教授)
「加害者は、周りの声が耳に入らない。自分の思いだけなので『これが法に触れることである』とか『ストーカーである』ということの気付きができない」

【画像⑥】

「加害者自身にストーカーをしているという自覚がない」ケースもあるというのです。気づかぬうちに加害者にならないために、進藤教授は岡山県警などが公開している7つのチェック項目【画像⑦】を、活用してほしいと話します。

【画像⑦】

例えば・・・
・別れた恋人が気になって、いつもブログなどで行動を確認している
・1日に何度も元彼・元彼女にメールや電話をしてしまう
などの項目があります(全ての項目は【画像⑦】を参照)。

ひとつでも当てはまる場合には、一度「冷静」になってほしいと呼びかけています。

(川崎医療福祉大学 医療福祉学部 進藤貴子教授)
「周りの人も気持ちを強く持って『そこはやめておけ』と。『君には軽蔑されるようなことは、してほしくない』と言ってくれる、周りの人の関係性が大切かなと思います」

重大な犯罪を防ぐために…被害者側にも加害者側にも対策が必要と言えそうです。