「照明器具の点灯方式」と「LEDランプ」の相性が重要
岡山市北区にある東洋電気工業所の刈谷安隆社長は、こうした事故の原因について「『照明器具』と『LEDランプ』の点灯方式が一致していなかったから」と説明すします。
(東洋電気工業所 刈谷安隆社長)
「LED照明に変える方法には、照明器具を丸ごと取り換える場合と、蛍光灯ランプの部分のみをLEDランプに取り替える、2種類の方法があります」
「ランプだけを交換する場合、「『グロー方式』なのか『ラピッド方式』なのか『インバーター方式』なのか、方式によって多分ランプが違うと思うので、手順通りにできていなかったり、ランプの選定がうまくできていなかったりした場合は、発熱とか故障の原因になります」
古い照明器具は「丸ごと交換」がおすすめ
自宅や事業所の天井などに、丸型や四角い配線器具が設置されている場合、ランプの組み合わせを気にせずに自分でLED照明に取り替えることは可能です。
しかし、古い照明機器は事故のリスクが高まるため、丸ごと交換することが推奨されています。
(東洋電気工業所 刈谷安隆社長)
「照明機具は対応年数が8年から10年と言われているので、どうしても安定器やソケット部分が劣化してくる。それが事故や故障の原因になります」
さらに「説明書を見ずに適当にやってしまうと、事故の原因になる」とも。
(東洋電気工業所 刈谷安隆社長)
「最寄りの工事店に相談するのが一番いいです」
中小企業向けには補助金も
照明のLED化に伴う費用負担を軽減するため、自治体によっては補助金制度を設けている場合があります。
例えば岡山市では、中小の事業者を対象に補助金を出しています。ただし、個人の自宅は対象外となっているため、各自治体のホームページや窓口で確認する必要があります。
