■津山市出身の佐野航大選手「楽しみしかない!」
さらに、佐野航大選手にも注目です。津山市出身の19歳のルーキーは、今年、年代別の日本代表で中心選手として活躍。ファジアーノにも欠かせないチャンスメーカーに成長しました。
佐野選手は、サッカーを始めた頃から見ていた「地元のクラブでの昇格」が夢だと話します。
(ファジアーノ岡山 佐野航大選手)
「プロの世界に飛び込んできて、不安もありましたけれど、試合を重ねるごとに自信がついてきて、いいプレーができるようになってきたので、いまは楽しみしかないです」

「ファジアーノの歴史を変える瞬間を体験してみたいので、目標を達成できる一員になれれば」
■赤嶺さん「リーグ戦とは違う、一発勝負の怖さ」
プレーオフには、J2の3位~6位までのチームが参加。トーナメントを勝ち上がった1チームが、J1の16位のチームと決定戦を行います。

3位のファジアーノには、規定により2回戦までは「引き分けでも勝ち上がれる」アドバンテージがあります。しかし、これからの戦いはリーグ戦とは雰囲気が変わると赤嶺さんは話します。

(元ファジアーノ岡山選手 赤嶺真吾さん)
「一発勝負の怖さというのがあるので、慌てないメンタルとか戦い方が大事だと思います」

「リーグ戦とは違う戦い方になるな、と自分も経験して思いましたし、プレーオフを経験している選手もいると思うので、その経験をプレーオフに臨むにあたって全選手に伝えて欲しいですし、リーグ戦とは切り替えてプレーオフに臨んで欲しい」

これまで、3つのJ2クラブをプレーオフに導いてきた木山隆之監督。市民クラブとしてファンとともに戦い、必ずJ1の舞台に立つと決戦を前に決意をあらたにしました。

(ファジアーノ岡山 木山隆之監督)
「楽しみでもあるし、こういった試合の時には緊張はしないですけれど、引き締まった気持ちになります」


「とにかくピッチで全てを出し尽くす覚悟ですし、ファンの皆さんとともに戦えるのが心強いので、『応援してください』というよりかは『一緒に戦いましょう、一緒にJ1を勝ち取れるよう全力でやりましょう』という思いです」

6年ぶりにJ1への扉に手をかけた、ファジアーノ岡山。サポーターと共に歓喜のフィナーレへと突き進めるか。運命のプレーオフ1回戦は明日(30日)です。