手押しポンプが里帰り「防火防災のシンボル」へ

3月2日に行われた春の火災予防週間にともなう防火パレードです。津山市北部を管轄する消防団員が、隊列を組んだ消防車両で地域を巡回し、防火と防災を呼びかけました。

その後、パレードに参加していた一宮地区の消防団員が地元に集いました。

(津山市消防団北部方面隊一宮分団 永禮睦三分団長)

「当時の東一宮村の手押しポンプが里帰りしました」

偶然も重なり、長い年月を経て再び故郷に戻ってきました。地元住民の手で一宮地区の倉庫に運び込まれました。

(津山市消防団北部方面隊一宮分団 永禮睦三分団長)
「『一宮地区の宝』として後世に残るように、水が出るよう整備しながら『昔の人はこういう感じで消火活動を行っていたんですよ』というのを地域の方に見ていただきたいと考えています」

約100年前に作られた手押し式の消火ポンプです。防火器具としての役目は消防車に譲りましたが、故郷で「防火防災のシンボル」という新たな役割を担うことになりそうです。