外出先で「絶対に持ち帰りたくない!」どうすればよい?
(東洋産業 大野さん)
「トコジラミがいるかいないかわからなくても、絶対に持ち帰りたくないですよね。海外では大きなニュースになっていますが、絶対に持ち帰らない対策としては、トコジラミをくっつけたり、持って帰ったりしないように気を付けることです。
そのためには荷物をビニール袋に入れてバスルームに置くことや、服などをその辺に放置しないことです。
宿泊施設についたらまず一息つきたいのはやまやまですが、その前に荷物を完全防御しましょう!たとえば…
①まずはバスルームで荷物を広げる。(バスルームが狭ければ部屋の入口でビニール袋を敷いてその上で)
②使わない荷物はスーツケースごとビニール袋に入れてバスルームに置く
③必要なものは袋を敷いて机の上に
④着替えなどは終わったら袋に入れてバスルームへ。
バスルームは水を流すし、つるつるで明るく、人が長居しないのでトコジラミはまずいません」

これからの季節、トコジラミは増える?
(東洋産業 大野竜徳さん)
「トコジラミも暖かい時期が好きです。当然これからの時期は部屋の中でどんどん増えていきます。でも暑すぎたり寒すぎたりするのは苦手です。
夏場、エアコンがなくてもぐっすり眠れる30度未満くらいの気温はトコジラミが一番元気な気温です。
でも夏が過ぎても安心できません。寒い冬、トコジラミは人の生活する部屋の中で暖かければ冬でも吸血して生きていけます。だから、年中いつでも過ごしやすい宿泊施設などが要注意なのです。
そのほかにもいろいろな人が利用する公共交通機関、静かで薄暗くて人がゆっくり過ごす図書館や映画館、待合室などでも見つかる事例が増えてきています。
ー「スーパートコジラミ」という言葉をよく聞きますが…。
(東洋産業 大野さん)
「最近は薬剤が効きにくい、いわゆる『スーパートコジラミ』やトコジラミにそっくりですがつるつる面でも登ってしまう『ネッタイトコジラミ』の報告も増えているため、もし不安なことがあれば専門業者に相談するのが安心です。
そんな時には『これってひょっとしてトコジラミ?』という死骸や脱皮殻などがあれば専門業者ならすぐに答えてくれますので、怪しいものがあれば聞いてみてください」
