特集は「病院船」です。アメリカの「病院船」では、なんと船内では手術も行えるといいます。日本では6月1日、「災害時等船舶活用医療提供体制推進法」という法律が施行されました。
「病院船」災害時の医療のあり方を変えることが期待

この法律は、災害時の医療のあり方を変えることが期待されています。つまりは、大規模な災害や感染症が発生した場合に海に浮かぶ船の中で「医療活動」を行えるようになるということです。
陸路が途絶された地域や離島周辺の海上で、医療を提供するのが目的ですが、実はこの「病院船」の先駆けともいえる「海をわたる病院」が瀬戸内エリアにあることをご存じでしょうか?
それが日本で唯一の診療船「済生丸」です。約半世紀前から医療施設が少ない瀬戸内海の島を巡り島の人たちの健康を支えてきました。きょう(30日)はその済生丸から、今後の災害医療のあり方について考えます。