きょう(8月4日)は、岡山県で過去最多となる3000人を超える、3184人の感染者が確認されました。伊原木隆太岡山県知事をスタジオに招いて話を伺います。

■感染に歯止めがかからない状況 移動の多い「盆」はどうなる?

(坂井キャスター)
「この7月からの1か月余りで、岡山県では感染に歯止め​がかからない状況が続いていますが、この状況を伊原木知事はどのように見ていますか?」
(伊原木隆太 岡山県知事)
「今年の1~2月は、第6波のオミクロン株の影響で急激に感染者数が上がりました。その時の最高が1458人でした。そこからダラダラと下がっていって、6月末は100人を切るところまで行ったわけなんですけど」

「そこから急激に「BA.5」へ置き換わって、ものすごい勢いで増えてきまして、倍、倍、倍で8倍以上になって、そこで直近の1週間で1.3倍になりました。「倍々ゲーム」はなくなったんですけど、まだ1.3倍ですから天井を打ってない訳です。で、ついにきょう3184人、これは大変な事態になっています。

(坂井キャスター)
「改めて、今年に入ってからの感染者数の推移をご覧いただきましょう」
(岡田キャスター)
「​2022年の岡山県での1日の感染者数をグラフにまとめたものです。今年1月以降、オミクロン株が猛威をふるい、感染が拡大しました。2月5日には陽性者の数が1458人まで増えますが、感染の波は春ごろから減少傾向に」

「6月には一旦落ち着きを見せていましたが、7月にはオミクロン株「BA.5」の出現で、感染が急拡大しました。きょう8月4日も一日の感染確認が過去最多となるなど、感染者の数は増加しています」

「今後、盆期間となり人の移動が増える見込みの中、さらなる感染の拡大も懸念されます」


■「とにかくうつりやすい」BA.5 そして第7波

(坂井キャスター)
「知事、オミクロン株の派生型「BA.5系統」が、第7波で猛威をふるっていますね。今の波と以前の波との違いとは、どういうところになるんでしょうか」

(伊原木知事)
「とにかくうつりやすい、ということなんです。数が全てでありますし、これまでしっかり対策していて大丈夫だった会社や個人の方が罹っている。その方も『そんなにリスクを取っていないんだけど』とおっしゃる方も結構いらっしゃる」

「ぜひ、これまで以上に対策をとっていただかないと、罹ってしまうほどうつりやす変異株だと言うことだと思います。それにつれて、病床使用率も急上昇しているということです」