能登半島地震の発生から1か月あまり、避難生活が長期化する中 現地で力を尽くした熊本の医療従事者に現状を聞きました。
熊本医療センターの医師や薬剤師5人は、1月24日から26日にかけて石川県輪島市(わじまし)の7か所の避難所で被災した人のケアにあたりました。

熊本医療センター循環器内科医長 木村優一医師「せきや鼻水、たんなど呼吸器系の症状を訴える人がとても多かった」

熊本医療センター 山田政典主任薬剤師「(高血圧や糖尿病、生活習慣病など)定期的に内服している薬は被災した自宅にそのまま置いてきたという状況で、(自宅に帰るまでの)つなぎの薬がない」
水道などインフラの復旧が、熊本地震と比べて遅れていて衛生面が悪化していました。避難生活のさらなる長期化で懸念されることが…。

山田主任薬剤師「悪い意味で『慣れ』ですね」
避難所生活が慣れたように感じたとしても、例えば高齢者にとって屋外にある仮設トイレを使うことが、気付かないうちに負担を溜め込むことにつながっていると言います。

木村医師「被災者の限定的な生活は、長期的に続くことが予測される。包括的に支援を継続することが必要」

また支援する側の現地の公的機関も過酷な状況にあります。

木村医師「(輪島)市役所に勤務する人の約8割が家をなくして、市役所でずっと寝泊まりを続ける人がほとんどだと聞いている」
自らも熊本地震の時に1か月避難生活を送った木村さん。石川での活動を、こう振り返ります。

木村医師「(避難所で)『私たちも熊本で被災して避難所にいた』と伝えると、やはり何か心が通い合うというか、実際に被災したからこそ伝えられたメッセージはあったと思います」










