熊本県天草市の寺では樹齢500年以上と言われている県の天然記念物(昭和57年に指定)の兜梅(かぶとうめ)が白い可憐な花を咲かせています。
この梅は400年ほど前、武将の木山弾正(きやま だんじょう)の妻が、鎧兜(よろいかぶと)に身を固めて加藤清正に挑んだ際、梅の枝に兜を取られ敗れたという言い伝えから、「兜梅(かぶとうめ)」と呼ばれています。

枝張り11メートルに対して高さは3メートルと、龍が寝ているように見えることから名づけられた「臥龍梅(がりゅうばい)」です。

今年は晴れた日が多く気温も高かったことで、例年より2週間ほど早く開花し、新しく延びた10センチほどの枝先に白い花を咲かせています。これから2月上旬にかけて満開を迎えるということです。










