五穀豊穣と無病息災を祈る「シシ喰い祭り」が熊本県玉名市で行われました。
滑石諏訪(なめいしすわ)神社で執り行われた「シシ喰い祭り」はかつて神社に祭られる神が、畑を荒らすイノシシを退治し、その肉を村人に分け与えたという言い伝えに由来する祭りです。

氏子たちがお祓いを受け祝詞があげられると、地域から選ばれた福男が五穀豊穣を願い神社の池に入りました。
例年、地域の若手が福男に選ばれますが、高齢化が進んでいるため今年は72歳の植野司(うえの つかさ)さんが50年ぶり2回目の福男を務め御幣(ごへい)を付けた竹竿を立てました。

50年ぶりの福男 植野司さん(72)「寒くはないですよ。災害のないようにと思って立てました」

この後、地域住民たちが集まり地元で獲れたシシ肉を食べるということです。










