“すべての肉好きに贈るソース”。

コンセプトは“すべての肉好きに贈るソース”。
4代目の自家製醤油をベースに、知寛さんがブレンドしていくのだそう。まずは熊本県産のトマトピューレを加えます。

知寛さん「元々阿蘇はトマトが有名で『トマトを使った肉ソース』を考えたかった」
完熟トマトのほのかな酸味に、次に加えるのは『りんご酢』。これで、風味と甘味が程よく増すそう。
知寛さん「よくお客様から『新しい』と言っていただく。お決まりの味ではなく洋風も感じられる」
最後にブラックペッパーなど5種類以上の調味料で味をととのえます。

知寛さん「ここで味が決まるので(配合は)企業秘密です。手作業でも混ぜないと均一に混ざらない」
実は智寛さん、最初は失敗したそう。
知寛さん「自分の手で混ぜなければ、全体的に混ざらない。だから愛情を込めて。美味しくなれって」

5代目が1人で鍋につきっきり、約3時間かけて完成しました。このソースを週に一1~2回、160本分を手際よく作り続けます。
このソース、パッケージデザインにも工夫が。
知寛さん「ソースを3本並べていただくと、(ラベルのデザインで)阿蘇の涅槃像になるんです」

デザインに阿蘇五岳をあしらった肉ソースは、牛・豚・鶏に、と種類を問わず相性はバツグン。もちろん、ひき肉料理…ハンバーグなどにもオススメだそう。
知寛さん「おいしい。何にでも合います。白ご飯が欲しくなりますね。『阿蘇の肉ソース』は肉の味を引き立てる。なおかつソースがさっぱりしているので、いくらでもすすむ味付け」
5代目・知寛さんが生みだした「肉好きに贈る肉ソース」、地元に愛される醤油店の挑戦は続きます。