不登校などの児童生徒が増加傾向にある現在、フリースクールについて取材しました。

フリースクールとは主に不登校の子どもを受け入れる民間の施設で今、熊本でも増加傾向ですが『進学の面で課題』もあるようです。

熊本市にある民間の教育施設、「WING SCHOOL」(ウィングスクール)。

2018年に開校し、現在、小学1年生から中学3年生までの87人が地元の小中学校に在籍しながら通っています。


WING SCHOOL 田上善浩 校長「開校した時は不登校の子どもたちや親が、どっか行ける場所ないかと探して来た」

「WING SCHOOL」(ウィングスクール)の特徴は子どもの個性を重視した独自のカリキュラムです。

「プロジェクト発表会を始めていきたいと思います」

週に2回、子どもたちが自らテーマを決め、研究を深める授業があります。この児童は3Dモデルの設計を研究し、その成果を発表しました。

小学5年生 3Dモデルを設計「設計を通して学んだことは、あきらめずに取り組めば難しいこともできるようになるということです」

今、入学希望者が定員を超える学年もあり、新たな学びの「選択肢」として存在感を増しています。

昨年度、熊本県内の小中学校で不登校の児童生徒は5353人と過去最多になりました。

これに伴い民間施設も増加していて、熊本市内では、ここ5年で少なくとも10校がオープンしています。