昭和56年(1981年)5月、熊本市の健軍神社の映像です。社殿老朽化にともなう造替工事が無事終わり、真新しい社殿で「親殿祭」が行われました。
親殿祭とは、竣工への感謝と社殿の安全堅固を祈願して行われる神事です。当時ニュースはこう伝えています。
「熊本市の健軍神社では、社殿の新築工事が行われていましたが、この程完成し、その安全を祈願する「新殿祭」が行われました。
健軍神社は、今から1430年前の欽明年間に建立され、阿蘇12神の荒御魂(あらみたま)を祀っていますが、江戸末期に建てられた社殿が古くなった為、立て直すことになり、去年5月から総工費およそ1億円で工事が始まり、この程完成しました。
新殿祭は完成した社殿がいつまでも安全堅固であるようにと祈って行われるもので、まず、御富伎玉(みほぎだま)と呼ばれる赤・白・緑・黄に塗られた木の玉を社殿の四隅にかけ、童女が米やお神酒をその四隅に播きます。

そして、宮司が、「巽(たつみ)」東南の方角に向かい祝詞をあげ、社殿の安全を祈願しました。」




![熊本城再建進む・瓦の寄贈申込み(熊本市)[高画質版]【昭和34年・1959年】~RKKニュースミュージアム~ 熊本 | 熊本のニュース|RKK NEWS|RKK熊本放送](https://newsdig.ismcdn.jp/mwimgs/9/a/184w/img_9a36408699a958c31819529376e6ad9a317488.jpg)








