昭和41年(1966年)10月、玉名市の岱明町大野下(たいめいまちおおのしも)地区で22年ぶりに披露された「雨乞い奴踊り」の映像です。

雨乞い奴踊りは古くから農民の雨乞い儀式として行われてきましたが、ため池や水路など治水が進むにつれ水に困ることが少なくなり、昭和19年(1944年)を最後に行われなくなっていました。しかし地域の伝統文化を継承するため昭和41年(1966年)に保存会が結成され、22年ぶりに雨乞い奴踊りが披露されました。 (文献参照:玉名市ホームページ・大野下雨乞い奴踊り)

当時ニュースはこう伝えています。「玉名郡(現:玉名市)岱明町大野下に数百年前から伝わる雨こい奴踊りが22年ぶりに復活し、昨日賑やかに披露されました。


この奴踊りは大太鼓、小太鼓、笛を鳴らしながら雨乞いの行事として奴が躍ったものと言われ、古来の民芸として保存し、また町の発展にも役立てようと地元有志で保存会を結成、きのうの披露となったものです。

踊りはカネ・太鼓に合わせて足を踏み鳴らし、天を仰いで雨乞いをするものですが、昭和19年の午後に踊られたきり、22年振りということで、町の若い青年達はもちろん初めて、お年寄りも知っている人は少なく、およそ300人の町民が珍しそうに見入っていました。尚、保存会では今後、毎年8月1日にこの踊りを披露していきたいといっています。」




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