今、熊本大学薬学部でしわやシミ対策健康寿命を延ばすといった身近なテーマの研究が進んでいます。多くの研究チームが在籍する拠点施設の実力に迫りました。
熊本大学薬学部のキャンパスにひっそりと佇む建物。

中には壁一面に掛けられた多くの絵画が。美術館を彷彿とさせる空間です。ここは一体・・・

熊本大学 和田美貴代 特任准教授「我々が研究している世界中の薬用植物の一部を展示している施設です」

所狭しと並んでいるのは世界中から集まった珍しい薬草です。

コロナウイルスに効くような成分?
和田 特任准教授「(アフリカの)スーダンの植物なんですけど、こちらからはコロナウイルスに効くような成分が見つかっています。(ここでは)伝統的に使われてきた薬用植物の効果を現代の科学で再評価しようという研究をしています」

これらの薬草などを医薬品や健康食品に応用できないか、研究・開発する拠点がこの建物の正体、「産業イノベーションラボラトリー」です。
そして、この施設のもう1つの特徴が民間企業との共同研究室があることです。