■料亭なのに!? パンと老舗の味の融合とは
続いては、熊本市西区花園(はなぞの)にある明治28年創業の老舗「料亭田吾作(たごさく)」郷土の素材をふんだんに使用した懐石料理が中心の店ですが、こちらの新たな挑戦とは?

リポーター
「あら、え?これはパン?」

料亭 田吾作 北山 晴彦さん
「パンです」
リポーター
「食パン?」
北山さん
「食パンです。コロナ禍で結構打撃を受けまして、何とかお客さん呼べる手段ないかなと思って生み出したものです」

北山さん、実は大のパン好き。パンと老舗の味を融合できないかと、創業当時から受け継がれている秘伝の田楽みそを使用し、半年間試行錯誤を重ね作り上げたこの商品。

白味噌は生地へ赤味噌はマーブル状に練り込んでいます。香りと味を際立たせる為、焦げ目がつくまでしっかりめにトーストするのがオススメの食べ方だそうです。
リポーター
「あー、これはうまい!ストレートに味噌の味がしますね。パンの甘味がものすごく出てきます。これ味噌の多分相乗効果ですよね。甘めの味噌とちょっと焦げたそのほろ苦さ、いろりでやった田楽みたいな」
2021年10 月から販売している味噌食パン。
口コミで話題になり、今では大阪や東京からの注文もあるそうです。
北山さん
「将来的には和風のサンドイッチとか、焼いたホットサンドみたいなものをやっていけたらなと」
リポーター
「この食パンだったらいろいろなものが叶えられそうです」