済々黌出身の大竹耕太郎(おおたけ こうたろう)投手(28)。

今季、『現役ドラフト』を経て阪神タイガースに入団し、チームのエース的存在になっている大竹投手が中9日で甲子園球場のマウンドに登り、プロ入り後『初の2桁勝利』 “10勝目” をあげました。

2019年1月撮影

大竹投手は独特の球持ちの良いリリースで絶妙なコースを突く140キロ台のストレートと、打者のタイミングを外す80キロ台のチェンジアップを絶妙にあやつり、きょうも打たせてとるピッチング。

6回まで2塁すら踏ませない快投をみせ7回途中、1失点(自責点0)で勝ち投手の権利を持ったまま2番手にマウンドを託しました。リリーフ陣もその後、0点に抑え、大竹投手は、被安打5、奪三振3、四死球0、球数91球で見事、プロ入り後 初の2桁勝利『10勝目』を手に入れました。

また、この試合、大竹投手は、バッターとしても済々黌野球をほうふつとさせるバスターからのヒッティングでレフトの頭を越える美しい反対方向へのタイムリー2塁打を放ち、2回裏一挙4点にも貢献しました。

試合は阪神が5-1で広島に勝ち、チームは7連勝で優勝へのマジックを「7」としました。

2019年1月撮影

今後も、熊本県出身選手の活躍に、目が離せません。

大竹耕太郎 投手:熊本県出身 託麻中学校-済々黌卒。高校時代は夏の選手権・春のセンバツに出場。 早稲田大学から2017年ソフトバンクホークスに育成選手ドラフト4位で入団。去年初めて行われた「現役ドラフト」で阪神に移籍。監督推薦でオールスターにも出場。