熊本市役所の本庁舎建て替え問題を巡り、市民団体が建て替えの撤回を求めて要望書を提出しました。

「どうぞよろしくお願いいたします」
(渡し手は「平和と民主主義・くらしを守る熊本市民連絡会」の田辺菜穂子・共同代表、受け手は深水政彦・副市長)
市民団体は撤回を求める理由として、建て替えの是非を議論した市の有識者会議の分科会で、今の庁舎の耐震性能に関する議事録が非公開になっていることや、多額の建設費がかかることなどを挙げています。

平和と民主主義・くらしを守る熊本市民連絡会 宮本佐和子 共同代表「市民が知らない中で進められていることも、非常に問題なのではないかと」
建て替えで市の財政が悪化し、市民サービスの切り捨てにつながるとの市民団体の指摘に対しては、市側は市民への説明を尽くす考えを示しました。

深水政彦 副市長「今後ともいろんなご指摘をいただきながら、我々もきちんと説明をしていこうと」
市民団体は今後、署名活動などを通じて、建て替え反対を広く訴えるということです。
