熊本県大津町(おおづまち)に半導体専門の人材を育成する施設がオープンしました。
4月13日にオープンした日総(にっそう)テクニカルセンター熊本は、横浜市に本社を置く大手製造系人材サービスの会社が運営するもので、『半導体エンジニアの育成』を目的としています。

この施設には最新型の半導体製造装置が導入されていて、扱い方やメンテナンスの方法を学ぶことができます。

大津町に施設をオープンしたことについて運営会社は、TSMCの熊本進出に伴い、TSMC新工場に近いエリアで半導体エンジニアのニーズが高まるとにらんでいます。

日総工産株式会社 清水竜一社長「これから数年のうちに(半導体の)量産に踏み切るために必要な人材をしっかりと作り込んで行かなければならない」

日総テクニカルセンター熊本では年間80人ほどの育成を想定していますが、将来的には九州エリア全体で年間およそ400人の人材育成を目指したいとしています。
