熊本地震で被災し 建て替え工事が進んでいた宇土市役所の新庁舎が25日、公開されました。
公開された地上4階建ての新庁舎は、おととし着工し今年1月に完成しました。総事業費は52億円で、地震に強い免震構造となっています。
熊本地震で4階部分が倒壊するなどの被害を受けた宇土市役所はこれまで、仮設の本庁舎と周辺の施設で機能を分散して運営してきました。
落成式では、元松茂樹(もとまつ しげき)宇土市長が「熊本地震の反省を生かした安心安全な新庁舎を復興のシンボルとして、市民の期待に応えていく」と述べました。
庁舎の壁には熊本県産のスギが使われていて、一階部分に市民窓口を集約するなど、使いやすく親しみやすい庁舎を目指したということです。
この新庁舎の運用は今年5月から始まります。