熊本パルコの閉店から3年、跡地で建設が進んでいた新たな複合ビルの工事が1月20に完了します。
ビルは地下1階、地上11階建て。3階から最上階までは星野リゾートの都市型ホテル「OMO5(おもファイブ)熊本」で、4月25日に開業します。
また地下1階から地上2階は、生活雑貨店やカフェなどパルコの商業施設「HAB@(ハブアット)」がオープンする予定です。
記者「新しいビルの名前は【Shinsekai下通GATE】に決まりました」
この「新世界」という名前、どこかで聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
1960年代の熊本市中心部の様子です。
この時、繁華街の中に建っていたのが戦後の洋画ブームを築いた映画館「新世界」です。
その隣には「新世界グリル」と呼ばれるレストランもありました。当時、デパート以外ではなかなかお目にかかれなかった本格的な洋食やカフェのメニューを味わえ、県民にとっては憧れのスポットでした。
新しいビルの管理会社は「新世界(Shinsekai)」の名前を取り入れた理由について「県民にとっての馴染み深かさと当時を思い出す懐かしい響きがあるため」としています。
昔のような街の活気を取り戻すことは出来るのか、熊本の新たなランドマークに期待が寄せられています。