熊本県南阿蘇村産のブドウを使って2022年に完成したワインを、トンネルに貯蔵する取り組みが始まりました。

2023年4月にダム本体が完成予定の立野ダム。このダムの工事用と完成後の管理用に掘られたトンネルに持ち込まれたのが、南阿蘇産のブドウで作られた赤ワインです。

特産のあか牛と一緒に味わってもらおうと、2022年12月、1030本の赤ワインが初めて完成し、ふるさと納税の返礼品などになっています。

南阿蘇村 吉良 清一 村長「(南阿蘇ワインが)特産品になって、あか牛のステーキなどと連携して草原維持・地下水の保全につながれば、もっと大きな夢が膨らんでいくと思います」

トンネルの気温は15度前後で湿度も安定していることから、品質の低下を防ぎまろやかな味になることなどが期待されています。

トンネルに貯蔵予定のワインは60本、将来的には販売できればとしています。